保育士を数年経験していくうちに「向いてないかも…」「何だかイライラしてしまう」という経験はありませんか?
憧れていた保育士になったのにいざ働いてみると「こんなはずじゃなかった…」と保育士になったことを後悔している方もいるかもしれません。
これからも保育士を続けていくためには仕事をしていくうえで自分が今どんなことにイライラしているのか、向いてないと感じた原因を知り対策をすることが大切です
今回は、保育士に向かないと感じる原因やイライラしてしまう時の対処法を紹介しますのでぜひお読みください。
保育士の仕事に向かない?イライラの原因ってどんなこと?
保育士が仕事に向かないと感じる理由やイライラしてしまう原因は以下の4点です。
- 子どもが言うことを聞いてくれない
- 業務量が多くとにかく忙しい
- ペアの保育士を合わない
- 自分と他人を比べて落ち込んでしまう
それぞれ解説していきます。
子どもが言うと聞いてくれない
子どもが言う事を聞いてくれないという悩みは特に新卒保育士に多いですが、数年勤めてもそのような壁にぶち当たる方も多いです。
子どもが言うことを聞かない理由はお互いの信頼関係が十分できていないからだと言われています。保育を進めていくうえでクラスがまとまらないとついイライラしてしまいますよね。
しかし、子どもは保育士のかけ声にあえて逆の行動を取ったり、反抗したりして保育士が自分にどこまで真剣に関わってくれているのかを試す行動をするものです。
それはあなたが優しい保育士さんだからという理由もあります。
「先生と一緒に遊びたい、たくさん関わりたい」という行動の表れの可能性もあるのです。
業務量が多くとにかく忙しい
保育士の仕事は子どもと過ごす時間よりも書類作成や保育教材の準備、ピアノの練習、行事の打合せなどさまざまな仕事をこなさなければなりません。
例えばピアノが苦手な保育士は練習に時間を取られてしまったり、なかなか上達しないことに焦りを感じてイライラしてしまうこともあります。
そのように仕事をするうえでスムーズに業務をこなせないことで向いていないと感じるようです。
ペア保育士と合わない
保育士の仕事で一番の悩みといえば人間関係です。
どんな仕事でも人間関係の不安は尽きませんが、特に保育士は先輩や同僚との関係に悩まされます。
また、2人以上の複数担任の場合、一緒に組んだ保育士と合わないとかなりのストレスになります。
お互いの価値観が違ったり、意見が衝突してしまうと「どうしてわかってくれないの?」とイライラすることも。
保育をするうえでコミュニケーションが上手くとれない方は保育士に向いてないと感じるかもしれません。
自分と他人を比べて落ち込んでしまう
保育士をしているとどうしても他の人と自分を比べてしまいがちです。
例えば人前で話すのがとても苦手な人は、他の保育士が子ども達の前でも堂々としていたり、会議で自分の意見が言える人は羨ましいと感じてしまいます。
保育士である以上コミュニケーション能力は必須と思うと、出来ない自分に落ち込んでしまいますよね。
保育士ではなく人と関わらない仕事が向いてるのでは…と思ってしまうこともあるようです。
保育士に向いてない人の特徴
先述した内容は保育士に向いてないと感じてしまうことやイライラしてしまう原因について解説しました。
ここでは保育士に向いていない人の特徴を5つ紹介します。
保育士に向いていな人
- 子どもが嫌い
- 他人を批判したり陰口を言う人
- 自分のことしか考えない
- 計画性がない
- 体力に自信がない
それぞれ見ていきましょう。
子どもが嫌い
保育士で子どもが嫌いな方は致命的です。
保育士の仕事は保護者が就労している時間帯に子ども達のお世話をするので子ども達の言動や行動にイライラしたり、苦手と感じてしまう方は保育士に向いていません。
子どもは元気があり、一度で言う事を聞いてくれない場合が多いです。
短気な人や忍耐力がない人は仕事が続かない可能性があります。
他人を批判したり陰口を言う人
保育士の中には他人を批判したり悪口や陰口を言う人が多いのが現実です。
子どもを扱う職業として他人のことを批判したり悪口を言う人は保育士に向いていません。
このような人はいくら事務作業や製作が得意だとしても良い保育を行うことはできないです。
ですが、実際問題このような保育士がいまだに存在するので、子どもが好きで優しい保育士さんがターゲットになり心を傷めて退職してしまう方も多いでしょう。
自分のことしか考えない
リーダ気質があり、特に長く園に在職している保育士は自分のことしか考えないで行動する人が多いです。
「あの人は、〇〇してくれない!」と自分中心になり他の保育士に負担になってしまうこともあります。
このような人も子どもを自分の思い通りに動かそうとするので保育士に向いていないです。
計画性がない
保育士は大量に仕事を抱えているので、油断していると期限までに仕事を終えることが難しくなってしまいます。
例えば、自分の得意分野だからといって期限がまだ先の壁面製作から始め、苦手な仕事を後回しにしてしまうと今後大変になってしまいます。
このように計画性がない人も保育士に向いていないことが伺えます。
体力に自信がない
保育士は元気な子ども達と毎日走り回ったり、赤ちゃんを抱っこしたりと体力が必要な仕事です。
また集団活動であるため誰かが風邪を引いてしまうと免疫力のない方はすぐに感染してしまいます。つまり、体力に少しでも不安がある人には厳しい仕事となります。
日常生活で自分の体調管理をしっかりすることが必要なのです。
保育士の仕事に向かないと思った時に考えたいこと
保育士の仕事に向いてないかも、と感じたら以下の2点について考えてみましょう。
ポイント
- 子どもが好きかどうか
- これからも子どもの成長に携わりたいか
子どもが好きかどうか
保育士の仕事をしていくうえで「子どもが好き」という気持ちはとても重要になります。
子どもが好きだからこそ保育士は勤まるといっても過言ではありません。
「子どもが嫌い」「子どもの泣き声が無理」という方は保育士は勤まりませんね。
子どもが好きという方は自分の苦手な分野を克服することで保育士として仕事を続けていくことができます。
これからも子どもの成長に携わりたいか
子どもの成長はあっという間です。
子どもを近くで見守り、保護者の方と一緒に成長を共有しながら喜び楽しめる保育士はまさに天職といえるでしょう。
保育士に向いてないと感じても仕事を続ける方法
自分は保育士に向いていないと感じても仕事を続けていく方法があります。
対策は以下の3点です。
仕事を継続させるための対策3選
- イライラしても気持ちを切り替える力を身につける
- 業務を効率化する
- 自分を見つめなおす
イライラしても気持ちを切り替える力を身につける
子どもが言う事を聞かずにイライラしてしまったら一旦その子から距離を置き深呼吸をしましょう。そして、気持ちを切り返して他の子のお世話に移るという方法もあります。
言う事を聞かない子を放っておくのではなく、近くで見守ることで自分や子どもも冷静になれるかもしれません。
また、ペアの保育士と意見が対立してしまったり、合わないな…と感じてイライラしてしまうこともあるでしょう。
人は100人いれば100通りの性格があります。
自分と意見が違っても「こういう考え方もあるんだ」と気持ちを切り替えて自分の考え方を変える力を身につけることが大切です。
業務を効率化する
子どもは好きだけど、書類作成や壁面製作が負担に感じている方も少なくありません。
保育士は仕事が山ほどあるので業務の効率化は必須です。
提出期限に合わせてやるべきことの優先順位を決め、箇条書きでリストアップをしておきましょう。
自分を見つめなす
あなたは現在勤めている職場ではどのような悩みを抱えていますか?「仕事量が多い」「人間関係が辛い」などさまざまあることでしょう。
「保育士に向いていない」と感じたらあなたの働きやすい職場に転職をおすすめします。
子どもに関われる職場は保育園だけではありません。学童保育や放課後デイサービスなど多様な働き方があります。一度別の環境で働き、本当に保育士に向いていないかを改めて考えてみませんか?
きっとあなたに合った職場が見つかりますよ。
保育士におすすめの転職サポート
まとめ
保育士に向いていない、仕事中にイライラしてしまうのはあなたのせいではありません。
人間はさまざま感情を持っているので仕事でイライラして当然です。
それをいかに自分でコントロールできるかが大切になってきます。
保育士は忍耐力が必要ですが子どもが好きなあなたなら今後も続けることができますよ。
保育士に向いていないと感じたり、イライラしてしまう状況に合ったら原因を見つけてしっかり対策してみましょう。