子どもの数は年々減少傾向。保育士さんも今後いらなくなるのでは?とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、大丈夫です!保育士さんはこれからもっと必要になってきます。
保育士の仕事は決してなくなることはないのでご安心ください。
今後も保育士の需要はますます増え続けることが予想されますが、その理由を解説していきますね。
保育士の需要が増える理由は?
保育士さんの需要が増える理由はズバリ共働き世帯の増加。
少子化が進んでいますが、保育園に子どもを預けたいと思っている夫婦が多いのです。
シングルマザー、シングルファザー家庭も増加しているのも理由の一つ。
特に都心部では入園希望の増加から保育園に空きがなく待機児童の問題も指摘されています。
待機児童の解消するために各自治体では、保育施設の新設や受け入れ人数の増員を行なってきました。
それに伴い、保育士の募集も増加。
現在は需要に対して保育士の補充が追いつかない状況となっています。
今後も保育士は不足していく
とお考えの方もいるのでは?
共働き世帯、シングルマザーやシングルファザーの増加の他にも保育士が不足する理由があります。
保育士不足の原因
参考
・給料があがらない
・就業時間が希望と合わない
・業務量の多さによる体力的な負担
・人間関係
・AIに仕事が奪われない
給料があがらない
保育士不足の原因として待遇面が指摘されています。
令和3年度に実施された厚生労働省の調査によると保育士の平均年収は382万円。
国税庁が調査した令和2年度時点の民間平均給与は約433万円なので約50万円程度の差がありました。
専門性が高いながらも給料は低めだということがわかりますね。
地方の保育士さんの給料はもう少し低い可能性もあります。
就業時間が希望と合わない
保育士の勤務形態には、大きくわけて早番、中番、遅番などのシフト制となっています。
一例を挙げますと
早番は7:00〜16:00
中番は8:30〜17:30
遅番が10:00〜19:00
このような勤務形態が一般的ではないでしょうか?
一般的なシフト制の他に短時間のパートさんを入れて保育園を行っていることがほとんどだと思います。
保育園では子どもの年齢・人数によって保育士の人数が定められています。
そのため、保育士が不足する時間帯や曜日があれば保育士はそれに合わせ勤務する必要があります。
仮に、子育てをしながら保育士として働くにはシフト制勤務の場合、家族の協力が不可欠でしょう。
自分が希望するシフトではなく基本的に保育園の都合でシフトが決められてしまうことも。
なので、希望する就業時間と合わないということで保育士として働きに出る不安があることが挙げられます。
業務の多さによる体力的な負担
『保育士の仕事は子どもと遊ぶだけ』と思っていたら大間違い。
保育士の仕事内容は保育時間に子どもと遊んだり指導したりするだけではなく、その合間に保育計画の作成、連絡帳の記入などの業務があります。
また、帰宅後は持ち帰りの仕事もしなくてはいけません。
例えば、製作準備やピアノの練習。さらに休日には行事などのイベント準備に追われることも。
このように、日々仕事のことで頭がいっぱいになってしまうことで体力的に限界を感じて離職に繋がっていく原因となります。
人間関係
保育現場の人間関係は複雑です。
保育士の仕事は職員の連携が必須なので、人間関係がうまくいかないと業務がスムーズにいかないことも…。
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AIに仕事を奪われない
世界中において、現代ではAI(人口知能)技術が発展しています。
保育士は実際に子どもと触れ合いながら、子どもの成長をサポートすることが主な仕事。
子どもの気持ちを汲み取ることや、身の回りの世話など、AIでは不可能でしょう。
なので、今後AI技術がさらに発展しても保育士の代わりになることはまずないので、保育士の需要は高まります。
保育士の将来性は期待できる
さまざまな労働環境を挙げてきましたが、今後は業務効率化で長時間労働を減らす動きやライフスタイルに合った働き方の提案なども進んでいます。
例えば、労働環境の改善・多様化する働き方により、これまでの職場に関する不満も少しずつ解消されていくでしょう。
保育士として働きたい人は
とお考えの方もいるでしょう。
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これまで、保育士の今後の需要について紹介しました。
保育士の求人はこれからも増え続けること間違いありません。
その背景に共働き世帯の増加が挙げられます。
保育士は子どもの成長に大きく関わる専門的な知識が必要な職種なので、需要の多さから待遇は年々改善されるでしょう。
また、人間関係や業務量の多さからのたくさんの離職者も見られますが、保育士の転職サイトでしたら条件の良い仕事が必ず見つかります。
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