保育士の給料は安いって聞くけどどうしてなのかしら?
はい!保育士歴18年の私がお答えします!
保育士のお仕事は、子ども達の成長を支え、未来を作り上げる大切な役割を担っています。
しかし、多くの方が感じているように、保育士の給料は決して高いとはいえませんね。
この記事ではなぜ保育士の給料が低いのかという理由を探り、収入をアップさせるための具体的な方法をご紹介。
保育士のみなさんがもっと評価され、経済的にも安心して働けるためのヒントをお届けします。
保育士の給料が低い理由
保育士の給料が低い理由は以下の3点です。
保育士の給料が低い理由
- 予算の制約
- 保育業界の構造の問題
- 社会的評価の低さ
それぞれ詳しく解説していきます。
予算の制約
保育園の運営予算には限りがあり、政府や自治体からの補助金や保育料の設定によって収入が決定します。
予算が限られている場合、給料のアップに必要な資金の確保が難しくなります。
そのため、保育士の給料が低く設定される傾向があります。
予算の増額や補助金の拡充が、給料アップのための解説策です。
保育業界の構造的問題
保育業界には、非正規雇用の比率が高い、人手不足による過重労働、職場環境の問題などが存在します。
これらの構造的な問題が給料の低さにつながっている場合があります。
また、保育士の仕事が女性の職業とみなされがちであることも、給料の低さに影響しているでしょう。
社会的評価の低さ
保育士の仕事は、子どもたちの成長と発達を支える重要な役割を担っていますが、社会全体としてその価値を十分に評価していない可能性があります。
このような社会評価の低さが、低賃金に反映されているのではないでしょうか。
保育士の仕事の重要性を社会全体で再認識し、適切な評価をすることが、給料改善につながるでしょう。
保育士の平均給料
保育士の平均給料は以下の通りです。
保育士の平均給料(月収) | 保育士の平均年収 |
26万6,800円 | 391万3,700円 |
※平均年収は概算。年間賞与を含む金額
令和4年の厚生労働省の調査によると、保育士の平均月収は26万6,800円でした。
以下、保育士の給料を男女別で表した金額も掲載します。
一般的に男性保育士の方が、平均月収、平均年収ともに少し高い傾向にあります。
平均月収 | 平均年収 | |
男性保育士 | 27万7,900円 | 404万3,000円 |
女性保育士 | 26万6,100円 | 390万5,500円 |
保育士の給料は地域や園によって異なりますが、一般的には全職種の平均年収よりも低い傾向にあります。
日本における全職種の男女合わせての平均年収は約443万程度であるといわれていますが、保育士の平均年収はそれよりも低く約391万程度です。
ただし、あくまでも一般的な傾向であり、経験年数や勤務形態、資格の有無などによって、個々の給料は大きく異なります。
また、近年は保育士の待遇改善が進められている地域もあるので、実際の給料は変動する可能性があります。
地域によっては、一般的な平均年収よりも高く設定されている園もあるよ!
保育士の給与をアップさせる方法
保育士の給与はさまざまな方法でアップさせることができます。
給与アップを目指すには以下の5つを参考にしてみてください。
保育士の給料をアップさせる方法
- 資格取得やスキルアップ
- 園内での昇進
- パートタイムやアルバイトの追加
- プライベート保育や家庭保育の提供
- 副業やフリーランスとしての活動
一つずつ見ていきましょう。
資格の取得やスキルアップ
保育士が収入をアップさせるためには、資格の取得やスキルアップが効果的です。
専門的な研修を受けることで、キャリアアップを目指し、より高い給料を得られるポジションに就くことができます。
例えば、保育士資格に加えて幼稚園教諭免許や保育園の管理職向けの研修を受けることで給料アップにつながる可能性があります。
園内での昇進
保育園や幼稚園での勤務経験を積み、管理職や指導的な立場に昇進することで、収入を増やすことができます。
昇進により、より高い責任と役割を担うことになり、それに応じて給料も上がるため、ぜひキャリアアップを目指しましょう。
パートタイムやアルバイトの追加
本業以外にパートタイムやアルバイトで働くことで、収入を補うことが可能です。
ただし、過度な勤務は疲れやストレスの原因になるため、バランスを考えることが大切になります。
効率的に時間を管理し、自分のライフスタイルに合った追加の仕事を選びましょう。
働き過ぎて体調を崩さないように気を付けなきゃね!
プライベート保育や家庭保育の提供
自宅やレンタルスペースを利用して、プライベート保育や家庭保育を提供することで、収入を得ることも可能です。
しかし、その場合は適切な資格や許可が必要になります。保育士としてのスキルを活かし、ニーズに応じたサービスを提供することで、収入を増やすことができます。
副業やフリーランスとしての活動
保育士としてのスキルを活かして、フリーランスでの保育サービスや子育て支援、保育に関する執筆活動をおこなうことで、収入を増やすことができます。
自分の得意分野や興味を活かし、柔軟な働き方で収入の幅を広げることが可能です。
副業やフリーランスでの活動は、自分のスケジュールに合わせて調整することができるため、本業とのバランスを取りながら収入アップを目指しましょう。
保育士の副業はブログがおすすめ
保育士の副業にはブログがおすすめですよ~
ブログ開設についてはブログの始め方をご紹介!初心者がブログを始めるための5つのステップの記事をお読みください。
以下で詳しく解説していきます。
専門知識を活かせる
保育士は子育てや教育に関する専門知識を持っています。
ブログを通じて、保育のヒントや子育てのアドバイスを共有することで読者に価値の提供ができるでしょう。
保育士の専門知識を活かすことで、他のブログとの差別化を図り、信頼性を高めることが可能です。
柔軟なスケジュールを立てやすい
ブログは自分の時間に合わせて書くことができるため、本業の保育士としての仕事と両立しやすいです。
隙間時間を利用できるのでストレスなく副業を続けることが可能になります。
収入源の創出が可能
ブログを通じて広告収入やアフェリエイト収入を得ることができます。
また、自身の知識や経験を元にした電子書籍やオンラインコースの販売も可能です。
よって、収入源を増やし、経済的な安定を獲得できるでしょう。
キャリアの発展に貢献できる
ブログを運営することで、保育士としての専門性をアピールし、自分のキャリアをさらに発展させることができます。
また、ブログを通じて得た知識やファンは、将来的なキャリアアップに役立つでしょう。
つまり、長期的なキャリアプランの一環としてブログの活用が可能です。
自己表現と自己成長を促す
ブログは自分の思いや経験を表現できる場所です。
書くことで自己反省や自己成長を促すことができ、保育士としてのスキルや知識も深まるでしょう。
自己表現と自己成長の機会を通じて、より充実したライフスタイルを実現することができます。
まとめ
保育士の給料が低い理由は、社会的な認識や資金配分の問題など、さまざまな要因が絡み合っています。
しかし、収入をアップさせる方法も存在します。
資格取得やスキルアップ、転職や副業など、自ら価値を高める努力が重要です。
また、保育士の重要性を社会に訴え、待遇改善に向けた取り組みを支持することも大切になります。
保育士一人一人が輝ける社会を目指し、私たちもこれからもサポートを継続していきましょう。