この記事は保育士として複数担任のリーダーを1年務めた私の経験をもとに作成したものです。
保育士をある程度の年数を経験していくとクラスのリーダーを任されるようになります。
一般的に最初の1年目は、複数担任で先輩保育士さんからの指導を受けることがほどんどだと思います。
早い人では2.3年目からリーダーを任されることも。
私の経験上、リーダーの中で一番大変だったのは複数担任のクラスリーダーでした。
何が大変かというとそれはすばり人間関係
その理由は保育士さん1人1人性格や考え方が違うことでお互いに衝突してしまう可能性があるから。
リーダーの役割は自分の考えはもちろんクラスで話し合った意見をしっかりまとめることが大切。
複数担任のリーダーを任されたけど不安…どんなことに気を付ければいいのかしら。
結論、複数担任で上手くやっていくにはリーダーの人間性と、コミュニケーション能力。そしてクラスの職員みんなの発言にしっかり耳を傾けること。
またリーダーは常に笑顔、ポジティブ、人の悪口を言わないということを心がけることで、クラスの雰囲気は断然良くなりますよ。
これはどんな職種にも共通することですね。
そして保育士のリーダーは専門性はもちろん、他の職員が不満を感じたりしないように仕事の割り振りを考えるようにしましょう。
この記事を読むと、リーダーとしてクラスをうまくまとめるコツがわかるようになります。
保育士の複数担任であるリーダーは責任重大?
複数担任のリーダーはクラスの中で、全体の指揮、監督、運営など責任を任される人になります。
クラスのリーダーを任されるようになったということは、それだけ保育士としての実力がついてきたということ。
また信頼されているという証拠でもあります。リーダーを任された人は自信を持って行動してくださいね。
私は1年程複数担任のリーダーを務めていましたが、責任の重さやプレッシャーが今までとは全く違うということを痛感しました。
1人担任ですと、自分のペースで業務をこなしていったり、好きなように保育をすることができます。
何かあった時は自分の責任なので、それほど他の保育士に迷惑がかかることはありません。
しかし、複数担任は自分以外の保育士に対しての気遣いや配慮が必要になってきます。
クラスで何かあった時や他の保育士が何かやらかしてしまった時は全て自分の責任のように感じました。
自分のことしか考えられない人や相手の立場を考えようとしない人はリーダーはもちろん、幼児期の大切な時期や後輩、組織を育てる力がないということになります。
複数担任ならではの人間関係。リーダー保育士の役割とは?
チームワークが大切な複数担任ですが、人間関係のストレスが大変とよく聞きますね。
その原因は
・気が合わない
・気分によって態度を変える
・報告・連絡・相談をしない
などあげてみたらきりがないくらいあると思います。
複数担任で一番多いのは乳児クラスになるので、必然的に保育士の配置人数も多くなります。
1クラスに保育士が5~7人となる場合があるので、その中でうまくやっていくことが重要になります。
複数担任でうまくやっていくにはやはり、リーダーの力量ではないでしょうか。
リーダーは仕事がスムーズに回るように他の保育士に気を配ることが大切です。
また新人を育てるという役割もあります。特に新卒の職員が入職した場合は子どもの保育はもちろん、社会の常識なども教育していく必要があります。
クラスの責任はリーダーにあるので、仕事の割り振りをした後は、最後に必ず自分の目で確認をしましょう。
いくらリーダーとはいえ、人間ですし、性格もそれぞれ。クラスの保育士の中にも合う合わないなどあると思います。
だからといって、自分が気に入った保育士ばかりと話しをしたり、仕事を任せるということは絶対にしないこと。
そうなると他の保育士達が不満に思ったり、不信感やイライラの原因になって人間関係がギクシャクしてしまう可能性があります。
信頼できるリーダーになるには保育の専門性はもちろん、人間性と適格な指示ができる人が望ましいですね。
ですが「こうして欲しかった」など、相手への過度な期待は心労を増やすことになってしまうので、自分の考えや行動を変えてみるのも良いかもしれません。
複数担任のリーダーはやりがいがある
複数担任のリーダーはクラスの中心的存在になります。
子ども同士のトラブルや保護者対応、会議の出席などクラスリーダーが中心となって対応することになります。
クラスの運営を良いものにしていくにはリーダーにあるといっても過言ではありません。
確かに責任は重いですが、さまざまな困難を乗り越えていったり、自分のクラスがまとまっていくとリーダーとしてやりがいを感じるのではないでしょうか。
クラスリーダーの良いところは自分の仕事はもちろんクラス全体を観察する力が養われます。
クラスがまとまるにはどうすればいいのか、目の前の子どもだけではなく常に考えながら行動するようになるので、保育士としてのスキルアップにつがり、自信にもなるのでリーダーを目指す人は仕事をする上で達成感を味わうことができますよ。
まとめ
保育歴18年。複数担任を1年間務めた私の経験から学んだことを今回の記事にさせていただきました。
複数担任のリーダーはクラスでとても重要な位置に存在します。
リーダーが中心となってクラスをまとめる役割があり責任重大と感じています。
ですが自分なりに培ってきた保育理念を活かすチャンスですので保育士としてスキルアップできること間違いなし。
リーダーがしんどい…複数担任の人間関係が複雑で耐えられないという人もいるかもしれません。
実際私も何度も退職しようと考えましたし、5回も保育園を変わっています。
なので、自分が働きやすい保育園への転職もお勧めします。必ず条件に合う園が見つかりますよ。
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最後までお読みいただきありがとうございました。